月例教学研修会(4月)

4月19日(木)午後7時半より高松別院庫裏2階に於いて月例教学研修会が開かれました。今回は歎異抄第8章を学びました。非行、非善とは念仏は自分のはからいや努力によって修める行や善根ではないということと押さえられ、非行、非善に関して同じような用いられている「親鸞聖人御消息」や「弥陀経義集」の文を紹介されて説明いただきました。また、自力の仏道、他力の仏道ということについてもお話しいただきました。



聴講する参加者


月例教学研修会(3月)

3月13日(火)午後7時半より月例教学研修会が開かれました。今回は「さわりのない一道」という副題を掲げて第7章を学びました。無碍について尊号真像銘文や一念多念文意、教行信証の行巻から引用されて、親鸞聖人の解釈を説明いただきました。その中で浄土真宗の救いの特色は転成の論理であると述べられ、そのたとえとして「渋柿の 渋がそのまま 甘みかな」と紹介された句が印象に残りました。

次回は4月19日(木)です。皆様の参加お待ちしております。


冬季教学研修会

2月21日(水)午後1時半より冬季教学研修会が高松別院庫裏2階に於いて開かれました。今回は本願寺派布教史 藤田徹文先生を御講師にお招きして「歎異抄のこころ」と題してお話を頂きました。最初に歎異抄の著者について述べられ、覚如説、唯円説等ある著者について説明いただき、その著者の心を歎異抄の言葉から用いてお話しいただきました。後半は歎異抄の構成について佐藤正英氏の説を紹介しながら説明いただき、最後に第1章について解説を頂きました。


藤田徹文先生



聴講する参加者

坊守さんにも参加いただき、50名を超える参加者となりました。


月例教学研修会(1月)

1月18日(木)午後7時半より今年初めての月例教学研修会が開かれました。今回は歎異抄第6章を学びました。「弟子1人ももたず」ということで安本正史先生にお話しいただきました。第6章は「弟子争い」の章ともいわれ、その背景には関東における専修念仏教団の実情があることを説明され、信楽房の出来事については口伝鈔を引用しながらお話しをいただきました。最後に仏道を歩む姿勢について「教えを学んでいくことは孤独である」と述べられたことが、印象に残りました。


聴講する参加者

次回は3月13日(火)の予定です。


月例教学研修会(12月)

12月15日(金)午後7時半より高松興正寺別院庫裏2階に於いて今年最後の月例教学研修会が行われました。今回は歎異抄第5章について「まことの念仏」という副題にそって学びました。まず、父母の孝養ということで追善供養についての意味を説明いただき、世々生々の父母・兄弟としてつながり合っているいのちを私たちは生きているんだということ。残虐非道な殺人事件の多い現代は「いのち」のあり方が問われている時代であると述べられました。また、仏事についての意味ということを4つの視点からとらえ、具体例を述べながら説明いただきました。

*次回は来年1月18日(木)です。皆様の参加をお待ちしております。