第3回総合月例研修会

秋風が冷たく感じられた11月6日(火)午後2時より高松興正寺別院本堂2階に於いて第3回総合月例研修会が開かれました。今回は新聞の切り抜きを資料として現代寺院が問われている問題ということをテーマに、座長は佐々木安徳教務所長が担当いたしました。特に朝日新聞に掲載されていた「お布施の定価表示」について話し合われ、僧侶の立場として「お布施は読経の対価ではない」ということを念頭に置いて、あえて肯定派、否定派の立場に分かれて考えてみました。いろいろな意見が出されましたが、お布施の意味をはっきりと伝えていくことや今後、不明瞭だといわれる寺院の会計等はオープンにしていかなければ若い世代の理解を得るのは難しい等の意見が出されました。

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朝日新聞の記事


第38回真宗教団連合香川県支部聞法大会

秋も深まってきた10月31日(水)午後1時より三木文化交流プラザ(木田郡三木町)において第38回真宗教団連合香川県支部聞法大会が開催されました。最初に真宗十派共通勤行の和訳正信偈をお勤めしました。続いて佐々木安徳香川県支部長が挨拶。今回のテーマである「苦を超える力 笑いと念仏」についてのお話をされました。今回の御講師は滋賀県在住の真宗仏光寺派正嚴寺住職 福嶋崇雄師。82歳とは思えない活気あふれる語り口で、讃岐の妙好人庄松さんについてエピソードを交えながらお話頂きました。10分間の休憩後、林家染二さんの落語。演目は「子はかすがい」でした。笑いの中にもしんみりとする人情話で参加者一同、十分に堪能しました。最後に誉田和人副支部長が御礼の挨拶をされ、参加者全員で恩徳讃を唱和して閉会となりました。


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38回目を迎えた聞法大会


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和訳正信偈をお勤めする式務衆


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庄松さんのお話をする福嶋崇雄先生


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三代目林家染二


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600名を超える参加者


皆様ご来場ありがとうございました。
スタッフの皆様お疲れ様でした。


平成24年度布教研修会

10月10日(水)午後1時より高松別院本堂2階において平成24年度布教研修会が開かれました。昨年度は大遠忌の関係等で行われず、ほぼ2年ぶりの研修会となりました。今回は第1組大信寺住職 川田信五先生にご指導頂きました。最初に以前、曹洞宗が行った寺院、僧侶に対する不平、不満等のアンケート結果を紹介し、続いて釈迦の初転法輪から始まっての布教の歴史について説明されました。あらためて布教することの大切さについてお話しいただきました。後半は法話の構成や内容等、所作についてもご指導を頂きました。真宗僧侶は「仏法を聞くよろこび、仏法を語るよろこび、衣を着ているよろこびを感じなければならない」と話されたことが印象に残りました。

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川田信五先生


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講義中の様子


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聴講する参加者


平成24年度坊守基礎研修会

好天に恵まれた10月4日(木)午後1時半より高松興正寺別院本堂2階において坊守基礎研修会が行われました。最初に佐々木安徳教務所長、葛西一浄輪番、佐々木敬子坊守会会長が続けて挨拶されました。今回の研修内容は「葬儀作法と心得」。僧籍を有している坊守も多いということで今回の研修となりました。最初に担当者3名が葬儀の一連の流れを模擬形式で行い、そのつど説明をしました。後半は綾北組善教寺 松尾邦照住職による昨今の葬式事情等についてお話を頂きました。

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佐々木安徳教務所長


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葛西一浄高松別院輪番


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佐々木敬子坊守会会長


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模擬法要を行う担当者


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松尾邦照師


平成24年高松別院秋季永代経並びに本山大相続講が勤修

秋晴れとなった9月27日(木)午前10時より高松興正寺別院に於いて秋季永代経が勤まりました。葛西一浄輪番が登壇し、各組からの代表出勤や知堂、自由出勤者約20名の法中がおつとめをしました。布教は西讃教区一心寺住職で西讃教区教務所長の香川正修師がお話しされました。

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別院山門


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熱心にお聴聞される方々


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永代経の御講師 香川正修師


お斎の後、午後1時より本山大相続講が開かれました。今回の担当は4組でした。本山大相続講とは文政11年(1828)4月6日に興正寺第27世本寂上人が宗祖親鸞聖人がお説きになられた念仏往生の道を讃岐の人々が相続し、繁盛していくように願いを込め、ご消息を下されました。その願いを受けて200年近く続けられている法座のことです。この日は3名の僧侶が法話をし、仏徳を讃嘆されました。法話後、葛西輪番がご消息を披露。最後に大宣寺住職 佃宣昌師がご消息の内容を説明する復演が行われました。

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赤澤智海師


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高松和範師


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安藤弘浄師


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ご消息を披露する葛西輪番


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復演をされる佃宣昌師


*両法座共に70名を超す方々が参詣し、お聴聞されました。高松別院法要委員、婦人会、坊守会並びに相続講委員の方々お疲れ様でした。