第5回総合月例研修会

4月17日(水)午後2時より第5回総合月例研修会が高松別院本堂2階で行われました。今回は「讃岐の二十四輩について」という講題で第1組勝覚寺衆徒 木村暁光先生にお話を頂きました。まず、関東の二十四輩巡拝の成立について説明され、二十四輩巡拝が他宗派で行われる巡礼の旅とは違い、修行としてではなく、親鸞聖人を慕い、その御旧跡を楽しみながら巡る旅であったこと。しかし長期旅行であったことに加え、費用のこともあり万人が果たせるものではなかったと話されました。そのような理由から地方において二十四輩が設けられたとのことです。続いて香川県に残っている二十四輩遺跡について、訪ね歩いた苦労話を交えながら説明いただきました。県内44カ所ある遺跡の場所や形状についての一覧表を資料としていただきました。

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木村暁光先生


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講義中の様子


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プロジェクターを使ってお話しされました。


*パソコン通信時代から仏教フォーラムを主催していた木村暁光先生。PCにも詳しく、そのほか色々と研究されています。詳しくは下記ホームページをご覧ください。

まほろば自然博物館


第4回総合月例研修会

2月22日(金)午後2時より第4回総合月例研修会が高松別院本堂2階で行われました。今回は「歎異抄ってどんな本」という講題で本山輔教 田中光海先生にお話を頂きました。まず、歎異抄が親鸞聖人が著述したものとは違って聖人の生の声、語った言葉が書き表されていることがありがたいということ。そして歎異抄を理解するには唯円がどんな質問をしているかを考えて読むとよく分かると言うことを話されました。講義の大半が念仏のお話に終始され、信心正因・称名報恩ということを妙好人の言葉などを紹介されながら説明いただきました。その中で「阿修羅の琴」の話が心に残りました。

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田中光海先生


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講義中の様子


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講義を聴く参加者の方々


第3回総合月例研修会

秋風が冷たく感じられた11月6日(火)午後2時より高松興正寺別院本堂2階に於いて第3回総合月例研修会が開かれました。今回は新聞の切り抜きを資料として現代寺院が問われている問題ということをテーマに、座長は佐々木安徳教務所長が担当いたしました。特に朝日新聞に掲載されていた「お布施の定価表示」について話し合われ、僧侶の立場として「お布施は読経の対価ではない」ということを念頭に置いて、あえて肯定派、否定派の立場に分かれて考えてみました。いろいろな意見が出されましたが、お布施の意味をはっきりと伝えていくことや今後、不明瞭だといわれる寺院の会計等はオープンにしていかなければ若い世代の理解を得るのは難しい等の意見が出されました。

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朝日新聞の記事


第2回総合月例研修会

秋晴れとなった9月25日(火)午後2時より第2回総合月例研修会が高松興正寺別院本堂2階で行われました。今回のテーマは「今さら聞けない葬式」。岡法行教学賛事が座長を務めました。葬儀の時なぜ神棚に白い紙を貼るのか、枕飾りの団子の数は、紙華の意味は・・等、葬儀に関する作法や風習などについて参加者と対話形式で進めていきました。狭い東讃地方でも地域によって違う葬式事情についてお互いに認識することが出来たのではないかと思います。

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葬儀について説明する岡賛事(画像左端)


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参加者の方々


総合月例研修会

8月8日(水)午後2時より高松興正寺別院本堂2階に於いて総合月例研修会が開かれました。今年度より新たに取り組むことになった研修会で今回が初めての開催となりました。第1回目は座長の佐々木安徳教務所長が「赤旗」に連載していた「知って役立つお墓の話」を資料として挙げ、問題提起しました。その後、各グループに分かれてそれぞれのお寺でのお墓にまつわるエピソードや最近の事情を話し合いました。約20名程の法中、寺族の方が参加されました。

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最近のお墓事情について語る佐々木安徳教務所長

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各グループに分かれての話し合い


*研修会終了後、教推協運営委員会が開かれ、今後のテーマ等が話し合われました。

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教推協運営委員会の様子