総合月例教学研修会

5月29日(金)午後7時~9時まで高松興正寺別院本堂2階において運営委員会主催の総合月例教学研修会が開催されました。久しぶりの夜の研修会となりました。御講師には前回に引き続き、龍谷大学教授玉木興慈先生をお招きして「浄土真宗とは何か」の講題でお話を頂きました。今回は釈尊の教えを迷いと悟りということで示され、仏教の基本的な考え方である六道や四諦、因果・縁起についてポイントを押さえながらお話しを頂きました。

P1030905.jpg
講義の模様

P1030906.jpg
龍谷大学教授玉木興慈先生

P1030901.jpg
聴講する法中


*次年度から2年間、10回の予定で講義を頂く予定です。多くの法中、寺族の参加をお待ちしています。


平成26年度総合月例教学研修会

大変暖かい日となった3月13日(金)午後1時~4時まで高松興正寺別院庫裏2階において平成26年度運営委員会主催の教学研修会が開催されました。御講師には龍谷大学教授玉木興慈先生をお招きして「親鸞聖人の念仏思想~教行信証 標願を手がかりに~」の講題でお話を頂きました。最初に教行信証の構成を親鸞聖人が標願、標挙したものを図に表して説明し、続けて化身土巻と各巻の関係を巻名、往生、聚、経典の順に対比させながら述べられました。後半は行と信との関係を御消息等の言葉を引用されてお話し頂きました。講義の後、質疑応答があり、2名の方が質問されました。先生がていねいに回答されて参加者一同学びを深めることができました。

P1030652.jpg
講義の様子

P1030658.jpg
龍谷大学教授 玉木興慈先生 

P1030656.jpg
参加者の方々

*連続して開催します。次回は5月を予定しています。


第2回総合月例研修会

5月21日(水)午後1時30分より高松興正寺別院本堂2階において平成25年度第2回総合月例研修会が開かれました。今回は講師に作家で怪異蒐集家の中山市朗氏をお迎えして「日本人の宗教観~なぜ日本人は霊や祟りを気にするのか?~」という講題でお話し頂きました。最初になぜ怪異蒐集家というものになっていったかの経歴を述べられ、その中でオカルトについての説明をされました。また、宗教の根源は死にある。霊については肯定も否定もできないものである。祟りとかバチというものは神道から来ているものである等、述べられました。三柱鳥居という不思議な話を紹介され、興味深く聞かせて頂きました。

P1030167.jpg
講義の様子

P1030164.jpg
怪異蒐集家 中山市朗氏

P1030162.jpg
聴講する法中


平成25年度第1回総合月例研修会

10月22日(火)午後3時より高松別院本堂において平成25年度第1回総合月例研修会が開かれました。今年度第1回目は「お寺の防災」。本堂にてろうそくや線香等、火を使う機会の多いことや法要で年配の参詣者が倒れた場合の対応等の観点から今回の研修となりました。20名程の法中寺族の参加を頂きました。高松北消防署から3名の方が来られ、まず最初に防火について学びました。非常ベルや消火器の置き場所をきちんと覚えておくことが必要と話されました。続いて胸骨圧迫と人工呼吸、AEDの使い方など一次救命処置について学び、参加者全員が実際に人形を使って訓練しました。衣を着た状態で訓練できたことなど、大変実りの多い研修会となりました。


P1020537.jpg
救命の講義をする消防署員


DSC_0039.jpg
衣を着用しての救命処置


AED1.jpg
AEDの扱い方を教わる参加者


第6回総合月例研修会

晴天となった5月22日(水)午後2時より第6回総合月例研修会が高松別院本堂2階で行われました。今回は「玉日姫と親鸞聖人」という講題で西讃教区常福寺住職 大塚芳明氏にお話を頂きました。昨年6月に玉日姫とされる墓から人骨が発見されて以来、親鸞聖人の妻について研究が進められていますが、氏は覚如作の「親鸞伝絵」や「恵信尼消息」の本願寺中心史観だけではなく、偽作とされる「親鸞聖人正明伝」や「親鸞聖人御因縁」等の中にも史実があると話されました。現時点での結論として、九条兼実の息女・玉日姫が実在したという史料はないが、いなかったとも断定できない。善鸞の実母が存在したことは疑いないとして親鸞聖人には少なくとも二人の妻はいる、と述べられました。大塚先生のライフワークのようなテーマであり、中外日報の紙面にも度々掲載されています。講義中にも色々と質問が飛びだし、学び深い講義となりました。


P1020236.jpg
講義の様子


P1020237.jpg
大塚芳明先生


P1020239.jpg
聴講する参加者