「帰去来」第42号

9月30日付けの『帰去来』第42号が発行されました。当初、7月の予定でしたが諸事情にて遅れてしまいました。今号は今冬行われた冬季教学研修会(龍谷大学准教授 杉岡孝紀先生)の講義録「親鸞聖人における宗教体験と表現(前編)」を中心に巻頭言、リレー随想、書籍紹介等を掲載しています。教区法中皆様の教学の一助となればと思っています。是非お読み下さい。


   帰去来42号


臨時教区会

9月26日(金)高松別院の秋季永代経が勤まった後、午後4時より庫裏2階に於いて隣時教区会が開かれました。最初に御巡化の確認事項が話し合われ、続いて別院の改修募財について綾輪番より説明がありました。議論の結果、募財金額が変更されました。今後、教区内に趣意書が配布される予定です。


月例教学研修会(9月)

台風が近づいていた9月18日(木)午後7時半より高松別院庫裏2階において月例教学研修会が開かれました。今回は仏教概説の2講目「お釈迦さまの一生」というタイトルで本願寺派徳勝寺住職筑後誠隆先生にお話を頂きました。最初にお釈迦さまの伝記が記録された経典を説明され、誕生から幼少時代、出家、苦行、さとり、初転法輪について説明いただきました。その中でスジャータの布施や無我苦についての話等、興味深く聞かせていただきました。


    講義中の様子


*天候不順な中、16名の方が聴講されました。次回は10月14日(火)の予定です。


月例勤式声明研修会(9月)

残暑厳しくなった9月11日(木)午後7時半より月例勤式声明研修会が開かれました。今回から2回の予定で『正信偈 中拍子」を研修しました。講師は2組西徳寺住職 楠哲慧先生にお願いしました。
最初に「きちんと拍子をとるという事が大切」と述べられ、本文の注意するべき箇所を取り上げ、練習しました。また、現在、興正派での正信偈の読み方には「真譜、墨譜、中拍子、舌々」の4通りあり、箇々に説明して頂きました。後半は本文を全員で読み、気になる点を繰り返し練習しながら指導頂きました。次回は念仏、和讃について習礼する予定です。


   指導する楠哲慧先生


*次回は10月2日(木)の予定です。


平成20年度夏季勤式声明研修会

朝から雨模様となった8月28日(木)午後1時半より夏季勤式声明研修会が高松別院庫裏2階に於いて開催されました。今回は本山勤式研究会研究員 佐藤弘文師(鹿児島教区)をお招きして「京都真宗本山、御伝記の相違点及び興正派の拝読法と作法」という講題でお話を頂きました。最初に御伝繪、御伝記の成り立ちや各派の呼び名の違い、また構成についての相違点を述べられました。続いて作法について各派の違いと我が派の作法を配布された資料を使って説明を頂きました。また、各派の拝読法の仕方をCDを聞き比べてお話しされました。最後に上巻の第一段と下巻の第八段を参加者全員で拝読しました。


    佐藤弘文先生



  御伝記を拝読する参加者


*教区での御伝記拝読の研修会はほとんど初めてかと思います。大変貴重な研修会となりました。