庄松展

2022年12月10日より、香川県東かがわ市歴史民俗資料館にて企画展『讃岐の妙好人 庄松さん』が始まりました。

今回の企画は、昨年に東かがわ市生涯学習課・歴史民俗資料館より「庄松さんの企画展を資料館で開催したい」とのお声掛けから始まりました。

これを機に、地域所蔵の書籍・新聞記事・関係地の資料が改めて調査・展示され、真宗興正派寺院の所蔵していた資料や庄松同行100回忌の制作物も提供しました。

企画に携わった役場職員は「近所に住み、庄松像は子どもの頃から見ていたが、それが何者かは全く知らなかった。本が出されたり歌や踊り・劇が作られるような人だと知って驚いた。大切にしたいと思うようになった。」と語って下さいました。

取材に訪れた新聞記者は「まだ何も知らないけど、なんだかここに居るとホッとする。資料館だけどお寺に来たみたいだ。」と語られました。

庄松同行を大切に想った方々の遺した物の集う此度の展示は、「妙好人 庄松同行」本人と、それを有難いと受け取った周囲の信心が合わさって生まれた在り方を示しているのかも知れません。

150回忌を過ぎたいま、こうして世間より目を向けて頂けたことを大切に、今後も手を取りながらその存在を繋いでいきたいと思います。

開催期間は2022年12月10日~2023年3月13日まで。
会場・問い合わせは、東かがわ市歴史民俗資料館です。