令和4年9月28日 東讃教区勤式研修会
九月二十八日に東讃教区勤式研修会が高松興正寺別院の本堂で開催されました。
研修のテーマは「寺院の葬儀について」、ご講師は、岸上雄志氏(東讃教区第三南組 重蓮寺住職)でした。
岸上氏よりの「慶弔に関する対応について」、「寺族の葬儀の流れ」、「専門家への相談」、「葬儀後の名義変更等の手続き」の資料を参照しながら、それぞれについてご講義を頂きました。
まず初めに、葬儀時の内陣荘厳について写真を見ながらご解説くださいました。
続いて、慶弔に関することでは、寺族、衆徒や総代が死亡した時の報告とそれに伴う炷香や電報について、贈院号、寺族院号、一般院号について、贈僧班について、そして弔意文、達書についてどのように報告や対応していくのかご解説くださいました。
寺族の葬儀の流れとしては、寺族、各役職、門信徒やその他関係者毎に、葬儀の事前に行うことから葬儀が全て終わるまでの流れとその後の対応ついても含めて一覧表になっている資料をもとに、葬儀の全体像として把握出来るようにご解説くださいました。
また弁護士や公証人、税理士等の専門家にはどの様に相談しながら対応していくのか、そして葬儀後に行う名義変更等については、本山や法務局、役所やそれぞれ関係する機関等への手続き内容やその期限についてもお話しくださいました。
葬儀は、急なこと故に、いざとなると様々な場面で戸惑ってしまう事もあるかと思います。しかし、事前にこのような研修会の中で、儀式のみならず、全体的な流れや手続き等を知っておく事で落ち着いて対応できるのではないかと思います。参加されている皆様もご熱心に聴講されておりましたので有意義な研修会となりました。
(橘正遵 記)(通信員 今井憲昭)