令和4年4月11日 第16回教学研修会

令和四年四月十一日(月)十八時から十九時半まで龍谷大学教授の玉木興慈先生を講師にお迎えし、Zoomを使用した第十六回歎異抄講義が開催されました。

今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、自宅からのオンライン受講のみとなりましたが、多数の皆様のご参加となりました。

今回は前回に引き続き「歎異抄」に学ぶという講題でお話をいただきました。

「歎異抄」第七条にある、「念仏者は無碍の一道なり。そのいはれいかんとならば、信心の行者には天神・地祇も敬伏し、魔界・外道も障碍することなし。罪悪も業報を感ずることあたはず、諸善もおよぶことなきゆゑなりと[云々]。」という部分を中心にご説明いただきました。無碍ということについて、信心の行者の尊い生きざまについて、「天神・地祇」「魔界・外道」について等、それぞれ詳しく丁寧にご説明いただきました。

講義終了後の質疑応答も参加者の皆さん積極的に発言をされ、「天神・地祇」に絡めて地域の神社や行事との付き合い方について質問される方や、ロシア・ウクライナ戦争が行われている現在我々僧侶はどのようにふるまえば良いのかという質問をされる方など、色々と考えさせられることの多い充実した時間となりました。

コロナ禍の状況で先生をお招きしての開催が出来ない状況が続いておりますがオンライン等を活用して研修会を行いたいと思います。

(尾形秀明 記)(通信員 今井憲昭)