令和2年2月25日 東讃教区 第12回布教研修会

令和2年2月25日(火)の13時から15時まで、高松興正寺別院本堂2階にて、浄土真宗本願寺派補教の安方哲爾先生をお招きして、第12回布教研修会が開催されました。

知恩報徳の益と常行大悲の益をもとに浄土真宗のご利益についてお話しいただきました。今回の講義の中で興味深かったのは「阿弥陀さまからのお礼の催促は有るのか無いのか」というお言葉でした。

阿弥陀さまからのお礼の催促は無いという受け止め方もありますが、お礼の催促が有るという受け止め方もあります。阿弥陀様は救うてやるからお礼を言えと言っているのではなく、阿弥陀さまはお礼の言える人になれよ、ご恩をご恩と感じることのできる人になれよと、お礼を言える人格を育てて下さり、私たちの人生の中に手を差し伸べて下さっているのが阿弥陀様なのです。それが知恩報徳の人にさせていただけるご利益であるとお話されました。

阿弥陀さまからのお礼の催促は無いというのが私のこれまでの思いではありましたが、先生のご講義を聞いて「有る」という考えも正しいのではないかと思うようになりました。