令和3年 高松興正寺別院 報恩講

1月26日(火)昼座~28日(木)朝座まで、高松興正寺別院の報恩講が厳修されました。

すでにお知らせの通り、今回の法要は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、参拝者の安全を考慮した結果、別院関係者(輪番、副輪番、責任役員2名、式務部代表、教化参拝部代表)による、勤行のみの内勤めにさせていただきました。

かねてより、おときを実施しない形で、3日間半日ずつに規模を縮小しての法要開催に向けて準備を進めておりましたが、昨年12月頃より、急激に感染者数が増え出したことを受けて、当院の責任役員会において「現時点での感染状況は甚大であり、今後しばらく改善が見込めない」という判断に至りました。

苦渋の決断でありました。ご参拝を心待ちにされていた方には、大変、申し訳ありませんでしたが、このような社会状況のため、何卒、ご了承ください。

「内勤め」にはなりましたが、決して知恩報徳の心を疎かにしないよう、年末には当院の定例法座を聴聞されている方を中心に「おみがき」を行ったり、法要前の1月22日には、式務部、教化参拝部の代表が内陣の荘厳や本堂の掃除などをしてくださり、例年通り、入念な準備を整えて、法要当日を迎えました。

1月26日(火)昼座『正信偈』(中拍子)、27日(水)晨朝『正信偈』(中拍子)、朝座『阿弥陀経』、28日(木)晨朝『正信偈』(中拍子)、朝座『正信偈』(中拍子)の勤行が行われ、輪番、副輪番、責任役員2名が距離を保って内陣に出勤し、知堂1名が外陣に出勤する形となりました。出勤に際しては、全員がマスクを着用し、感染防止に努めました。

徐々にワクチン接種に関する報道も出てまいりましたが、まだまだ警戒を緩めてはいけない時期です。次回の春の法要についても、感染状況を見ての判断となりますが、いつでも参拝者をお迎えできるように、しっかりと準備を進めてまいります。別院の本堂にたくさんのお念仏の声が響く日を心より願っております。

最後になりましたが、今回の法要に携わったすべての方に厚く御礼を申し上げます。