平成30年1月 東讃教区連合仏教婦人会一日研修
東讃教区連合仏教婦人会の毎年の恒例行事である一日研修が、平成三十年一月九日から十一日までの三日間、多くの参加人数を得て今年も行われました。
今年は徳島県美馬市の浄土真宗興正派常念寺に初参りとして参拝をさせて頂きました。東讃教区教務所長、連合仏教婦人会会長のご挨拶に続いて常念寺ご住職様にお寺についての説明をしていただきました。常念寺は室町時代に天台宗寺院から改宗し、安土桃山時代に安楽寺十代住職正宗の嫡男其宗が入寺し再興したと伝えられているそうです。境内には山門、本堂、書院、庫裡などが建ち並び、江戸時代末に建てられた本堂は境内の木々と調和し趣のある佇まいを見せています。また山門前には憩いの苑と呼ばれる広さ四百五十坪にも及ぶ庭園があり、寺院全体に深い趣をそえているそうです。
また明治の動乱の時代には常念寺のみが興正寺の末寺として残った功により真向きの御影と称する親鸞聖人の真影が恩典として下附され、外堀には赤色の條練塀(別院格)が許されたそうです。
このような常念寺の歴史を参加者の方々はみなさま興味深そうに聞いていました。その後、寺院内を見学させていただき初参りは終了となりました。
その後は、同じく徳島県内の油屋美馬館で食事と入浴を楽しみ、蘭が有名なあんみつ館で買い物などを楽しみました。
毎年初参りの時期は寒さも厳しく、今年も最終日は寒波の影響で大雪にみまわれての参拝となりました。珍しい雪景色を皆様楽しまれたとのことです。参加していただいた各婦人会の皆様、またお忙しいところ初参りを快く受け入れてくださった常念寺様に深く感謝申し上げます。
今井 憲昭