平成30年3月9日 東讃仏婦研修会 講師 川田信五師
3月9日の13時半から15時半まで、興正寺高松別院にて、東讃仏婦による聞法大会が開催されました。東讃教区の各お寺の仏教婦人会から100名近くの方が笑顔でお参りくださいました。
はじめは全員で『和訳正信偈』をお勤めしました。普段のお勤めとは一風変わった節に、読み慣れている方、探り探りに音を合わせようとしている方、まさに百人百様ながら阿弥陀様と向かい合っておられました。僧侶による荘厳としての読経とはまた違い、南無阿弥陀仏のお念仏の同朋としての在り方を見せていただいた気がいたします。
このたびの研修会は、讃岐の妙好人「庄松さん」をテーマに開かれました。東かがわ市三本松の大信寺住職、川田信五先生がご講師としてお越しくださいました。ユーモアを交えつつ、庄松さんのご生涯や逸話をご解説くださり、本堂は終始和やかで心地よい空間でした。庄松さんの言行が集録された『庄松ありのままの記』の成立背景をはじめとする昔の話に入ると、お参りの方々も昭和の風景を思い出すように聞き入っておられました。
庄松さんを讃えたウタも初めて耳にしましたが、讃岐の地やお寺を想う先人達の胸裏が柔らかく伝わってきました。そして一同で馴染み深い『恩徳讃』を唱和し、研修会を締めくくりました。
研修会の前日、準備の為に別院に集合すると、すでに本堂の椅子が並べられ、飲み物やおやつの手配も完了していました。おかげさまで当日の資料の作成のみに集中できました。人知れずご尽力下さる方々とともに、この一年間、仏婦の担当役員として学ぶご縁をいただいたことを嬉しく思います。
お誘いあわせ、別院に足を運んでくださった皆様方、ご講師様、計画と準備にご助力いただいた方々に厚く御礼申し上げます。
東讃第五組 正信寺 安本正貴 記