平成29年8月18日 東讃教区主催・夏の寺子屋

8月18日(金)高松興正寺別院にて、毎年恒例の「夏の寺子屋」が開催されました。小学1年〜6年生まで計31名が参加し、高校生や大学生を含む17名のスタッフと活動し、世代を超えて共に仏教の学びを深めました。

午前中ははじめに、正座・合掌礼拝の作法を確認し、寺子屋の精神を体に据えました。10時から、春日家みっちさんの『落語を楽しもう』の時間です。落語紙芝居「めがねやとどろぼう」とお寺にちなんだ「子そだてゆうれい」という紙芝居をして下さいました。最後は、独創的で機知に富んだ落語で締めくくり、大きな笑いの中で落語の世界を体験できました。

お昼は、バイキング形式の『おにぎらず』でした。具はかにかま、から揚げ、ウィンナー、卵焼き、きゅうりで、焼き海苔とご飯で巻きます。自分で作って食べる食事は子どもたちにも大好評、おかわりの声も沢山でて、見事に完食いたしました。

午後は阿弥陀経をおつとめした後、そこに説かれる浄土の世界を中原大道先生にご解説いただきました。プロジェクターを用いて子どもに分かりやすい身近な浄土とそこに描かれる六鳥「白鵠」「孔雀」「鸚鵡」「舎利」「迦陵頻伽」「共命之鳥」を紹介していただきました。

その六鳥の中から好きな鳥を選び、ぬり絵をしました。子どもたちは真剣な顔で思い思いの色をぬり、生き生きとした鳥がたくさん仕上がりました。その絵をもって班ごとに記念撮影をし、良いお土産となりました。

班ごとに分かれて、スイカ柄のビーチボールを使用してスイカ割りリレーをしました。4チームの競争となりましたが、方向を指示する声で溢れ、大いに盛り上がりました。苦戦しながらも何とかボールを割れた時、皆ホッとした嬉しそうな表情を浮かべていました。そして、はしゃぎ疲れた後に食べる本物のスイカの味は最高でした。

その後、感想文の時間を設けました。色々思い出し一生懸命書かれた文章からは子どもたちの思いが伝わってきて、その言葉に癒され、スタッフ一同の疲れを吹き飛ばしてくれました。16時半から親鸞聖人の正信偈が勤まり、素晴らしい寺子屋の時間を締めくくりました。

お暑い中、子どもたちのサポートにあたられたスタッフ、先生方をはじめとし、寺子屋にご助力くださった全ての方に感謝いたします。

安本正貴