平成28年6月20日 寺院運営研修会
梅雨真っ只中の6月20日、寺院運営研修会が高松別院にて開催されました。
今回は講師に赤松円心師(東讃第一組正行寺住職)をお迎えして「知っているようで知らない法名のこと」と題して御講義いただきました。
まず、赤松師から戒名と法名について簡単に説明があり、その後、真言宗、禅宗、日蓮宗、浄土宗のそれぞれの戒名の仕組み・構造について詳しく解説がありました。私たちが普段目にすることのない戒名、道号について教えていただき大変参考になりました。
さらに、真宗の法名について赤松先生の法名実例を具体的にご紹介いただきながら、禁忌すべき文字、目で見ることのできるものを表した実字、観念的なものを表した清字について話され、法名は本来呉音で発音するべきだが例外的に漢音の読み方もある、などと講義されました。最後には、法名は本来生前にいただくものであり、生前に帰敬式を受ける運動を展開してはどうかと提案がありました。2時間弱の講義でしたが、ユーモアあふれる赤松先生の話しぶりに参加者も集中して聞き入り、大変実のある研修会となりました。