令和7年度東讃教区勤式研修会

令和8年3月26日(木)18時より高松別院本堂において、林浩明氏(東讃教区第3北組・清光寺住職)を講師にお招きし、勤式研修会が開催されました。

本研修会では、「本山春の法要 本寂上人150回忌法要 如法念仏作法の習礼」を講題とし、如法念仏作法の概要説明に始まり、その歴史的背景、本山春の法要昼座の式次第に基づく具体的な作法について、声明の実唱を交えながら、講義資料に沿って丁寧にご指導いただきました。

如法念仏作法は、浄土系念仏会式の一形態であり、念仏を中心に讃を称え、懺悔を行う作法です。その成立時期や詳細な起源は明らかではありませんが、興正寺において本山法要で厳修されるのは、昭和56年の本昭上人7回忌法要以来、実に45年ぶりとなります。天台声明の伝統を多く受け継ぐ当派において、今後も伝承していくべき重要な法会作法の一つであると考えられます。

また研修会の終盤には、片岡義道師著『聲明大系』大原流声明楽理(上)に基づき、声明における発声法、とりわけ声明家が陥りやすい誤りについて解説がありました。さらに、声明に限らず、作法や荘厳、さらには日常生活においても、基本の積み重ねが重要であること、日頃の合掌礼拝やお仏壇の前での所作、日々の勤行における一つ一つの動きを丁寧に行うことが、法要において活かされるとのお言葉で締めくくられました。

この度の研修会は、春の法要に出勤する者にとって、事前に法要の流れや所作を学ぶことのできる、実り多い機会となりました。

(通信員 幸田浄文)



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