令和 7 年度 AED 研修会開催
令和7年年10月6日月曜日、十河由人氏(高松市消防局 消防防災課 主幹 消防司令長)を
お招きしての AED 研修会が開催されました。この度は、目の前に倒れている人がいたら、
どのように行動すればよいか(AED を使用するまでの行動)について教えてくださいまし
た。
まず、心臓が動いているかどうかを確認する方法を教えてくださいました。一つは心臓付
近に耳をあてて直接確認する、もう一つは首や手首に手を当てて脈をとる。もし心臓が動い
ていないようであれば、肩を軽く叩いて、口頭で「大丈夫ですか」と聞いて呼吸確認する。
それらのことを二人一組になって、実際に動作をしながら学びました。
次に、心臓マッサージのやり方を教えてくださいました。胸の真ん中を、強く速く1分間
に 100〜120 回ぐらいのリズムでマッサージをすると教えてくださいました。肋骨が折れて
もいいから深く強くマッサージをすることが大切だとおっしゃっていたのが印象的でした。
これも三人一組で、人体模型を使って心臓マッサージを体験しました。体験をしている中で
感じたのは、一人でずっと心臓マッサージをし続けるのは無理だということです。十河氏
も 心臓が止まっている人を助けるために一番大切なことは、できるだけ多くの人に手を借
りて、交代しながらどれだけ早く、強く、絶え間なく心臓マッサージできるかだとおっしゃ
っていました。
1時間という短い時間の中で、研修のテーマを AED を使用するまでの行動に絞って、詳
しく分かりやすく教えてくださった十河氏、また参加してくださった皆様に感謝申し上げ
ます。緊急時の対応の仕方は常に心に留めておく必要があるので、これからも定期的に AED
研修会を実施していきたいと思います。(千葉政幹 記) (通信員 幸田浄文)