布教研修会

令和七年九月十一日(木)に布教研修会が開催されました。この度の研修会はご講師をお呼びせず、参加者が円座になって普段お通夜やご法事の時に、どのような法話をされているのか、意見を交換し合う座談形式での開催となりましました。

研修会の中で数名の方が、五分程度の法話を実演されました。はじめに実演された方は、小さいホワイトボードに仏教の言葉と聞き手に伝えたいことを書いてそれを見せながらお話しされました。法話実演の後、「相手に物事を伝えるうえで視覚化するのはいいですね」という意見や「私は、新聞で気になる記事があったら、それをきりとって、その記事を題材にお話しをしている」という意見が出ました。また、お通夜の法話では、「亡くなられた方のことを思い、その人との思い出を振り返ってみてください。」と亡き人を偲ぶことを中心にお話しをしているという方や浄土真宗の基本事項である阿弥陀さんやお浄土、往生について話しているという方もおられました。

一時間半という時間の中で終始意見が飛び交ってすごく内容の濃い時間だったように思います。普段は、ご講師の方が一方的にお話しして、それを聞かせていただくことが中心の研修会が多いですが、こういう形の研修会もいいなと思いました。これからも研修会の形も試行錯誤しながらよりよい研修会になるよう努めていけたらと思います。(千葉政幹)


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