勤式研修会開催

令和六年四月十日十八時より、谷本俊彦師(香川教区教信寺)をお招きし、勤式研修会が開催されました。「法事でよく称える声明」をテーマに、十八名が参加しました。

前半に十二律、旋法・調子、拍子、各調子音階表の読み解き方を、先請伽陀と三奉請を例にお教えくださり、後半に大経、観経、小経和讃各二首ずつを中心にお教えくださいました。

定曲の拍が取り方によってばらつきが出るため、一定の速度で拍をとることを意識すること。呂・律・中曲での差異が特に顕著なのはユリの深さが違うこと。よく称えるお勤めだからこそ個人の癖がでやすいため、正しい音階、拍を見直すことの重要性を再認識いたしました。

今後継続的に声明の基本や、日々の勤行内容を中心に行えたら良いと感じました。今回の研修を行う前の話し合いにて、各自坊ではどのようにしているかなどの意見交換もできたことが嬉しく感じています。メインで法務を行っていない方、これから始める方、様々な環境の方に、研修会を身近に、高松興正寺別院に足を運ぶきっかけになれば良いと考えました。

(松尾 弥沙 記)(通信員 今井憲昭)