2025年2月
こころの言葉
欲とうまく付き合おう
私たちの心を悩ますものの一つに「貪欲」というものがあります。もっと欲しい、もっと欲しいというむさぼりの心です。世間ではどんよくと読み、「どんよくに取り組む」というように熱心に何かを頑張るという意味合いで使われることが多いですが、仏教では“とんよく”と読み「もっと欲しい」というむさぼりの心を意味します。 欲というのは、自分が目標をかかげて向上するうえで大切なものですが、欲に溺れると、本当に大切なことを見失ったり、自分の欲のためだけに行動して他人を傷つけたりします。 欲は、自分が生きていくうえで最後まで向き合っていかなくてはならないものです。欲とうまく付き合いながら生きていきましょう。